内定まであともう一歩!ガクチカ例文

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内定まであともう一歩!ガクチカ例文

ガクチカでも無駄な文章を省くことが大切

ガクチカも自己PRと同様、無駄な文章を省くことが大切です。事例をもとにどのように削除していくのか(ダイエットするのか)紹介します。

ダイエット前

大学1年次の秋学期にアメリカに4ヶ月留学に行ったことです。留学の目的は英会話の習得でありましたが、日々を過ごす中でその目的が達成できていない危機感を感じるようになりました。そのときに現状を分析し、英語を話す時間が少ないことが原因だと考え、現地大学の日本人のいないクラブ活動に1人で参加しました。そこで友人を作り、個人的に週に1回は会う機会を作り、英語を話す時間を増やし、課題解決を達成しました。また、この友人とは今も関係が続いており、現在は友人が日本に留学に来ているため、一緒に出かけています。そのときには、全て英語で会話をします。留学を通して、課題解決のために計画を立て実行する行動力と積極性を手に入れました。また、コミュニケーションにおいては言葉が通じなくても伝えたいという気持ちが大切だと気づき、伝えようとする勇気を身につけられました。(371文字)

まず、1つずつ文章を検証します。

大学1年次の秋学期にアメリカに4ヶ月留学に行ったことです。

就活トレーナー
大学1年に留学したことは相手には不要な情報です。

留学の目的は英会話の習得でありましたが、日々を過ごす中でその目的が達成できていない危機感を感じるようになりました。

就活トレーナー
「英会話の取得」ではなく、「語学力の取得」ではないでしょうか。留学の目的によく挙げられることなので、あえて書く必要はありません。

そのときに現状を分析し、英語を話す時間が少ないことが原因だと考え、現地大学の日本人のいないクラブ活動に1人で参加しました。
就活トレーナー
分析した結論が「英語を話す時間が少ないこと」はありきたりです。考えなくてもわかることですので不要です。

そこで友人を作り、個人的に週に1回は会う機会を作り、英語を話す時間を増やし、課題解決を達成しました。
就活トレーナー
文章表現を変えることで不要な文言を削除できます。

また、この友人とは今も関係が続いており、現在は友人が日本に留学に来ているため、一緒に出かけています。そのときには、全て英語で会話をします。
就活トレーナー
無理してエピソードを付け加えた印象がありますので削除したほうが良いでしょう。

留学を通して、課題解決のために計画を立て実行する行動力と積極性を手に入れました。
就活トレーナー
今までの流れから行動力と積極性があるかわかりません。

また、コミュニケーションにおいては言葉が通じなくても伝えたいという気持ちが大切だと気づき、伝えようとする勇気を身につけられました。
就活トレーナー
どのような経験からそのように感じたのか証明する必要があります。

ダイエット後

できるだけ短期間で語学力を伸ばすために、4ヶ月間アメリカ留学したことです。まず、現地大学の日本人のいないクラブ活動に1人で参加し、週1回はクラブの友人と会い、英語を増やす時間を増やしました。(95文字)

ボディメイクをするために

就活トレーナー
短期間で語学力を伸ばすために実践したことを具体的に書きましょう。そうすることで、行動力や積極性が伝わってきます。

ガクチカでは最初に結論を述べること

ガクチカで大切なことは最初に一番伝えたいこと(結論)を述べること。文章が長ければ長いほど、最初に結論を述べたほうが良いです。

ダイエット前

私が力を注いだことはパン屋でのアルバイトです。3年以上続けており、現在では新人教育の仕事を任されています。私が研修生のころは何をしていいのか分からず、ただ先輩に怒られるだけでした。そのため、『なぜ教わってないことで怒られなければいけないのだろう』という気持ちが強く、アルバイトに行くのが嫌で何度もやめようと考えていました。この経験から、私が指導する際には何をすれば良いのか、なぜそうしなければいけないのかを丁寧に説明するようにしています。その結果、新人が積極的に分からないことを聞いてくれるようになりました。また、店長からは『あなたが教えた子は仕事覚えるの早いね』と言ってもらうことができました。(298文字)

就活トレーナー
この文章で伝えたいことは「丁寧な指導」を頑張ってきたことですので、最初に書いたほうが良いでしょう。

ダイエット後

私が力を注いだことはパン屋でのアルバイトです。3年以上続けており、新人教育の仕事を任されています。指導する際には何をすれば良いのか、なぜするのかを丁寧に説明しています。なぜなら、私が研修生のころに何をしていいのか分からず、ただ先輩に怒られるだけで、何度もお店をやめようと考えていたことがあったからです。丁寧な指導を心がけた結果、新人が積極的に分からないことを聞いてくれるようになり、店長から『あなたが教えた子は仕事を覚えるのは早い』と言ってもらえました。今はみんなが笑顔で楽しく働けており、店内の雰囲気もとても良くなりました。プライベートでも主婦の方から学生までが集まり、食事会をすることもあります。(300文字)

就活トレーナー
同じ文字数でも印象は異なります。

あともう一歩のガクチカ例文集

内定まであともう一歩のガクチカ例文を紹介します。

ガクチカ例文(家庭教師アルバイト)

家庭教師のアルバイトに力を入れました。高校生の生徒を担当したのですが2カ月程経っても成績が向上しなかったことがありました。その原因は、私が教えている内容を十分に理解出来ていないことだとわかりました。彼は納得した素振りを見せるものの、自力で解答を再現できるほど理解できていませんでした。それ以来、教える内容が彼の理解度に沿っているかを意識し、教えるように心がけました。次第に、彼の表情からより理解度が読み取れるようになり、その結果、以成績が向上し、学年でベスト10まで入れるくらいになりました。この経験から、相手の立場に立って考えることの大切さを学びました。

理解度をはかりながら教えることは大切ですが、より相手の理解を深めるためにどのように働きかけたのか具体的に書いたほうが良いです。今のままでは他の家庭教師の方でも同じようなことが書けてしまいます。

ガクチカ例文(学習塾講師)

学習塾講師アルバイトでサービス向上に努めたことです。私の所属する学習塾では基本的な知識の研修はあるものの、マニュアルが存在せず、指導方法が人によって異なりました。そこで私は全講師が集まるミーティングの際に時間を借り、互いに自分の知識を紹介する模擬授業を行いました。その様子を動画で撮影し、クラウドサービスにデータをあげることで誰でも見れるようにしました。そうすることで、いつでも新人講師の方が学ぶことができ、今では誰もが共通した指導方法を基礎として個人の知識や技術を駆使でき、サービスの改善に貢献できたと感じています。

サービス向上の取り組みは素晴らしいのですが、具体的にどのように反響があったのか(どのようにお客様が喜んでいただけたのか、もしくは、どのような質の高いサービスができるようになったのか)を書くと、もっと良くなります。

ガクチカ例文(吹奏楽団)

吹奏楽団に所属し、指揮者を務めたことです。他大学の学生を含め200名ほど在籍していましたが、指揮者はすべての活動を仕切ります。年に2回のコンサートと2回の合宿に向け、毎日50人ほどの人の前に立ち、自分の考えを述べてきました。単なるサークル活動のため、参加度合いには個人差があったが、あまり練習に来れない人が参加しづらいことにならないように配慮してきた。

音楽だけではなく、人間関係に配慮してきたのは素晴らしいですが、具体的にどのように配慮したのか書いたほうが良いです。

ガクチカ例文(研究)

数学研究への取り組みです。1人の数学者として、積み上げてきた経験から新しいことに挑戦したかったからです。日々議論を重ねながら着実に成長する同期、先輩方に刺激を受け、自分にしかできない研究をしたいと考え、取り組みました。結果を出す仮説検証では何度も失敗し、その都度、専門書や論文を読むこと、さらに積極的に自分の専門分野以外の講義に参加することで知識を増やしました。客観的視点を取り入れることで証明を着実に進め、新しい成果を得ました。

わかりやすい文章ですが、研究の取り組みを説明しているだけになっています。自分自身が伝わりやすいように、自分のどのようなことを考えてきたのか、結果など具体的に書きましょう。

ガクチカ例文(英語)

英語学習です。私はTOEIC900点を目標に英語学習に取り組んでいます。過去に海外経験をしたことから、得意でない英語に挑戦したいと思ったからです。目標達成を目指し、通学時間等を活用して毎日3時間、英語学習に取り組みました。また、実力の確認と英語を使うことの意義を確認するため、海外インターンシップにも挑戦しました。その中で様々な価値観の人々と触れ合い、自分がこれまで知らなかった世界を知り、英語を使って自分の視野を広げたいと感じました。最新の試験では935点を取得しました。

もともとのTOEICの点数を書くと努力のすばらしさが伝わります。TOEIC900点を取得している人はよくいますので、英語を活用して何をしてきたのかを書くと、もっと自分らしさが伝わり、良くなります。

ガクチカ例文(塾講師)

塾講師のアルバイト「担当授業の受講者数を半年間で2倍にしたこと」

私を含め3人で中学生の授業を担当し、新学期の最初の授業では受講者数が6人しかいませんでした。生徒数を増やすために、生徒とその保護者の両方のニーズを満たすことが必要だと考えました。チームで「楽しい授業をすることで生徒の友人を呼び込む」という目標を立て、以下2点を実施しました。

・授業のアイスブレイク企画を考え、実行すること

・生徒が苦手を克服できるオリジナルテキストの作成

その結果、受講者数が増え、夏休みが終わる頃には受講者数が12人となり、募集を打ち切るまでに至りました。

実践してきたことが、保護者のニーズを満たす企画なのかわかりませんでした。また、アイスブレイク企画やオリジナルテキストについて具体的に書いたほうが説得力が増します。