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なぜ内定がもらえない?意外と知らない面接で落ちる3つの理由
その1:実は適性検査の結果で落とされている
適性検査を選考に活用している企業もあれば、参考程度の企業もあります。たとえ、適性検査に通過しても、面接で適性検査の結果のせいで落ちてしまうこともあります。
適性検査を活用している企業の場合、適性検査の結果は面接の資料として最後まで活用しています。面接の際に何か不安なことがあると、適性検査の結果が後押しすることになります。
例えば、面接でコミュニケーションがうまくいかない学生がいた場合。
「この人は人当たりの点数が低いし、その通りだね」
「あまり質問の回答がよく考えられていないようだけど、やっぱり言語・計数の点数が低い」
本人はうまく回答できなかったと思っていたとしても、実は適性検査の結果が足を引っ張ってしまうこともあります。たとえ、面接の受け答えは良かったとしても、「やっぱり、適性検査の結果を見ると合わない」といった理由で落とされてしまうこともあります。
本人からすると「うまく面接の質問に回答できた」と思っているため、よけいにどうして落ちたのかわからなくなります。
「まわりの人が優秀だったのかな」
「何かうまく回答できなかったことはあるのかな」
など不安になります。でも、そうではなく、面接なのに適性検査の結果で落とされているのです。そうなると、適性検査の回答を企業が求めるように回答したほうがいいのか思うかもしれません。
適性検査の結果(性格)については、正直に答えたほうが良いでしょう。回答を偽っていないかどうか「一貫性」も見られており、あまりにも一貫性の点数が低いと信用されません。
とはいえ、自分を偽ってまで面接に通過しても、入社して苦労するだけ。本当の問題は自分に合った企業を受けいないことかもしれません。適性検査(性格)は素直に答えて、もし言語・計数など学力が不安があるのであれば、1冊以上、適性検査本を勉強しておきましょう。
その2:提出書類が足を引っ張っている
書類を通過させたのは採用担当者であり、面接官が合否のチェックしたわけではありません。事前に面接官は書類をチェックしますが、場合によっては「どうしてこの人を通過させたのか」疑問に思う場合もあります。
書類でしか情報が得られないため、その印象に引きずられることに。例えば、以下のリストの1つでも当てはまっていたら要注意です。
・回答の空白が多い
・証明写真の顔がわかりづらい
・書いてある内容が読みづらい
これは実際に選考で落ちた人たちの事例ですが、書類からやる気が伝わってきません。面接官からすると、とても質問しづらいです。反対に以下リストに合致していると好印象です。
・空白の8割は埋めている
・証明写真から清潔感、明るさが伝わる
・読みやすいようにレイアウトが工夫されている
とはいえ、自分ではなかなか書類の完成度が高いか判断することができません。そのため、自分以外の人に見てもらうことも大切です。できれば、大学のOB/OGやキャリアセンターの人にお願いできれば良いのですが、難しいこともあるかもしれません。その場合は2つの方法をお勧めします。
(1)逆求人型登録サイトに登録する
自分の市場価値を知るために、逆求人型登録サイトします。例えば、OfferBoxはおすすめです。学生時代に頑張ってきたことなど登録するだけで、人事担当者からアプローチがあります。もしも、人事担当者からオファーがなければ、あなたのエピソードに魅力がないのかもしれません。提出書類について推敲する必要があります。
(2)人材紹介エージェントを利用する
自分の市場価値を知れても、どう改善するのかわからないかもしれません。その場合は、人材紹介エージェントを利用するとよいでしょう。プロのキャリアアドバイザーが書類をチェックしてくれます。
尚、人材紹介エージェントは登録された学生を企業に紹介し、内定が成約することで紹介料が発生します。魅力的な書類を学生に書いていただければ、成約率が高まるため、あなたの魅力を引き出すためにアドバイスをしてくれます。
賢い学生は面接対策のために人材紹介エージェントを利用することもしております。仮に人材紹介エージェントに登録したとしても、それ以外に自主的に別の企業を受けて就職活動をしても大丈夫です。
その3:企業研究不足
1次面接は通過するけど、なかなか次に進まないという人もいるかもしれません。面接では見るべきポイントが異なるからです。
企業によっても異なりますが、1次面接は「社会人としてやっていけるか」2次面接以降は「その会社でやっていけるか」、つまり、その会社に合っているかどうか見られています。
1次面接はネガティブチェックをしていることが多く、ハードルが低くなっていることが多いです。必要最低限のコミュニケーションができれば、選考を通過できます。どの企業も1次選考を通過できるのはそのためです。
しかし、2次面接以降となるとそうはいきません。1次面接と同じスタンスで臨んでいると選考を通過することはありません。特に2次面接以降では「志望度(やる気)」が見られています。
やる気を面接官に伝えるためにはどうすればいいのか。それは企業研究していることがわかるように伝えることです。例えば、自分のやりたいことを語るとやる気が面接官に伝わりやすいでしょう。
「私は御社で〇〇したいと考えております。説明会では○○といった話を伺い、魅力を感じておりました」
しかし、やりたいことを話すだけでは誰でもできます。さらに想いを伝えるために、自分の体験談と共に伝えるとよいでしょう。
「学生時代に〇〇をしておりまして、○○といった強みは活かせるかと思います」
「学生時代に〇〇をしておりまして、その経験を通じて○○したいという想いがあります」
このように話すことで他の学生と差別化を図ることができます。あとは与えられた情報をもとに考え抜くかどうかです。例えば、会社説明会ではまわりの学生も同じ情報を与えられております。
そのまま人事担当者から聞いたことを伝えても、想いは伝わってきません。その情報を自分なりに咀嚼して、自分の考えを述べることが大切です。
よくある面接の失敗として、面接官から聞きたいことを促されたときに「入社前までに何をすればよいですか」といった当り障りのない質問をする人が多いですが、もしも志望度が高い学生であれば、そのような質問はしません。
質問の内容からもやる気は伝わってきます。2次面接以降で落ちてしまうのは企業研究ができていないこと、そして、その情報をもとに自分なりに考えていないことが原因です。